仕事と家庭の両立を実現させる方法

結婚して間もない看護師の中には、はじめてライフステージの変化に戸惑っている人もいるでしょう。
看護師はハードな仕事であることから、仕事と家庭の両立が難しい業界としても知られています。多くの医療機関で結婚後の看護師が働けるような措置が取られていますが、まだ完全とはいえません。潜在看護師が相当数いるのも、その事情を如実に表しています。

そこでここでは、結婚後も看護師として働き続けたい方のために、両立しやすくなる方法を3つご紹介したいと思います。

まず1つ目は、雇用形態を変化させる方法です。
結婚するとライフステージが変化するだけでなく、毎日のスケジュールも変化します。食事や洗濯の分量も変化すれば、パートナーとの連携も必要となってくるものです。そんな中で、もし常勤の勤務が厳しいと感じた場合には、できるだけ早くパートに変更してもらった方がベターです。時間の余裕や休日シフトが柔軟に取れたりなど、フレキシブルな働き方が可能になります。

2つ目は夜勤のない職場で働くという方法です。
病院ではなく、入院が発生しないクリニックなどに転職すれば日勤のみの業務となり、正社員として働き続ける中でも夜間帯は自分たちの時間として使うことができます。

3つ目は短時間正職員制度を利用する方法です。
短時間正職員制度とは、進学や資格取得などを含む家庭の都合で長時間労働が必須の病棟勤務が難しい看護師のためにできた制度で、時短や週3日の勤務でも正社員と同等の待遇を受けられるというものです。福利厚生の恩恵は受けつつ、ライフステージの変化に合わせた働き方を選択することができます。雇用形態は変えず、勤務時間だけ柔軟に変化させたい方におすすめの方法です。